2024AWシーズン[第6節]を雁の巣レクリエーションセンターおよび社領スポーツ広場の2会場で開催。リーグS2試合・リーグA3試合・リーグB3試合・リーグC3試合・リーグD3試合の全14試合が行われました。

▲ レヴァン-甲斐選手[41]

FK対決

開幕戦を辛くも勝利で飾ったFC ALONZA と前節惜しくも決定機を外し開幕黒星でスタートしたFC.レヴァンタリア福岡の対戦。

試合は、サイドを上手く使いながらゴール前に迫るFC ALONZAに対し、最後のところは体を張ってやらせないレヴァンは見ごたえのある序盤となった。

後半もパワーをもってゴール前にクロスを供給するFC ALONZAをレヴァンGK和田選手[88]が気迫の阻止で、試合は膠着状態となる。そんな中、後半15分にゴール前でFKを得たFC ALONZA。キッカーはOH佐々木選手[25]。芸術的なFKはレヴァンGK和田選手[88]も止めることができずFC ALONZAが先制点を獲得した。

直後、お返しとばかりにレヴァンもゴール前でFKを獲得し直接ゴールを狙うも、ボールは惜しくもバーに当たり同点とはならず。このまま試合終了かと思った後半20分、再びゴール前でFKを得たレヴァンは、今度はゴール前に見事なクロスを上げファーサイドのCB甲斐選手[41]の頭へ。見事にゴールへ突き刺さり、質の高いゲームはドローに終わった。

[written by Makoto Yamaguchi]

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チーム公式Instagram
▶️ ALONZA　▶️ Levantalia

▲ ユイモーレ-富田選手[5]

目が離せない攻防

昇格組が早くも対戦となった今節は、連敗スタートとなったFC TAKAOと開幕を惜しくも引き分けで終えたユイモーレ奄美の互いに負けられない戦いとなった。

試合開始直後から両チームとも細かくパスをつなぐもののバイタルまでの侵入は少なく静かな立ち上がりとなった。徐々にユイモーレ奄美が主導権を握り出しハイラインで攻撃していたところに落とし穴が。前半7分、ユイモーレ奄美のクリアボールをFC TAKAOのDH本田選手[25]がセンターサークル付近から直接シュート。ゴールキーパーの頭を超え見事にゴールインとなった。

ユイモーレ奄美も反撃を試みST大山選手[11]が果敢にドリブルを仕掛けるも、前半は無得点で折り返すこととなった。

後半も丁寧にボールをつなぐユイモーレ奄美に対し、FC TAKAOの顔でもあるLSB井上選手[15]を中心に老獪なディフェンスで決定機を与えない展開が続くなか、ユイモーレ奄美に待望の同点弾が生まれる。後半7分、FC TAKAOのゴールキーパーがハンブルしたボールのクリアが小さくなったところを見逃さず、ST小嶋選手[39]がシュートし同点。オフサイドの抗議もあったが、判定は覆らずゴールが認められた。

これに奮起したFC TAKAOは相手陣内に圧力をかけ攻撃を仕掛けるも得点が奪えぬまま後半残り僅かとなったところで、ユイモーレ奄美のコーナーキック。右足から放たれた放物線はファーサイドに走りこんだCB富田選手[5]の頭にドンピシャで当たり、これが決勝点となった。

[written by Makoto Yamaguchi]

▲ Avanzar-大町選手[7]

得点王の匂い

降格後の初戦を白星で飾り幸先のよいスタートとなったFC Avanzarと雨が降り出した影響なのか開始までに人数が揃わず急遽現地で助っ人の獲得となった共歩会との対決は大味な展開となった。

試合開始からFC Avanzarの出足の速さとドリブルの上手さに翻弄され中々キープすら出来ない共歩会。FC Avanzarは右サイドのRWG平嶋選手[13]がスピードに乗ったドリブルを幾度も繰り出し、ゴール前へ迫る。前半だけで、9分・12分・13分と立て続けにゴールを奪い、共歩会に付け入るスキすら与えない状況。

後半に入りシステムを変更した共歩会は6分に反撃ののろしとなる1点をCF白水選手[12]が上げるも、直後に追加点を奪われ終わってみれば6失点の大敗となった。勝ったFC Avanzarは、CF大町選手[7]が4得点を奪い早くも昨季の得点数を上回るリーグ得点ランキング1位(5点)となるなどにより、連勝で首位を走っている。

[written by Makoto Yamaguchi]

▲ F.N.S-寺山選手[E](TEBURA) & 菊池選手[11]

歴史

8リーグ参戦前から練習試合で対戦を重ねていた2004年設立のFUKUOKA N.S FCと2007年設立のSilverGull_FCは、8リーグでは過去5戦対決し2勝1敗2分とややSilverGull_FCに分がある状況。

立ち上がり、前線から圧力をかけて奪いに来るF.N.Sに対し上手くボールを繋げないシルバーガル。開始3分にF.N.Sが左サイドでボールを奪うと、そのままドリブルを仕掛けGKとの1対1を冷静に決めF.N.Sが先制点を獲得。しかし、直後にF.N.SはRENTALしていた選手が負傷によりピッチアウトとなり、残り時間が半分以上あるところを10人で闘わなければならなくなった。

数的有利となったシルバーガルは徐々に支配権を奪ってゴール前へ迫るも、1人少なくなったF.N.Sはチームの団結力が高まったのか、ゴール前をがっちり守りシュートを打たせない。焦りが出てきたシルバーガルに対し、F.N.Sはカウンターから得たコーナーキックをCH菊池選手[11]がゴール前へキック。一度はじかれたボールは再び菊池選手の元へ。GKの頭上を越える見事なループシュートで追加点をゲット。その後、シルバーガル猛攻を仕掛けるが無情にもタイムアップ。6戦目はF.N.Sの勝利となり、対戦成績はEVENとなった。

[written by Makoto Yamaguchi]

元氣ハツラツ

雨が激しくなってきたなかに行われたFC早良NEXTとアンジュノワールFCの対戦。

開始1分、FC早良NEXTは荒れたグラウンドの影響なのかパスミスやディフェンスラインの連携不足から早くも2失点。これで目が覚めたのか徐々に落ち着きを取り戻し、前半11分にFC早良NEXT のスピードスターLWG田中選手[24]の快速ドリブルから折り返し、ゴールを獲得。1点差で後半に望みを繋げた。

後半は、足が止まってきたFC早良NEXTに対し、アンジュノワールFCはCF室田選手[22]がチームを鼓舞し士気を高める。すると、後半8分にST北口選手[77]のDFの裏をとるスルーパスに反応したCH山下選手[10]が冷静にゴールをゲット。その後も攻撃の手を止めないアンジュノワールFCは、結果的にRWG宮城選手[93]の4ゴール等で大勝。

これでFC早良NEXTは開幕3連敗。一方のアンジュノワールFCは開幕2連勝と対照的なスタートとなった。

[written by Makoto Yamaguchi]

▲ TEBURA-小林選手[18]

サイド攻撃

8リーグ初参戦同士の対決となった今節。互いに平均年齢が26～27才と同年代の対決となった。開始から技術で圧倒するTEBURAに対し、オーガニックもCF井上選手[97]が中央からドリブルを仕掛けチャンスを掴みにいく展開。

TEBURAがボールを保持する時間が長くなってきた前半10分、左サイドからドリブルを仕掛けたLSH寺山選手[10]の上手い切り返しからゴール前へクロス。ファーサイドで待ち構えていたRSH井上選手[76]が豪快にヘッドでゴールを抉じ開け、先制点をゲット。

後半に5人の選手交代を行なったTEBURAは攻撃の手を休めず、ロングボールを抜け出したOH小林選手[18]の見事なループシュートを皮切りに次々と追加点を奪い、終わってみれば4得点のTEBURAが快勝した。

敗れたオーガニックは、次節なんとしてでも初勝利したいところだ。

[written by Makoto Yamaguchi]