2023SSシーズン[第9節]を雁の巣レクリエーションセンターDコートで開催。リーグS2試合・リーグA2試合・リーグB1試合・リーグC2試合・リーグD1試合の全8試合が行われました。

Libre代表-田添選手[8]

チームの在り方

3位に付けているFC.リブレが5位-FC.アバンザールと対戦。優勝を狙うリブレはもう負けはおろか引き分けすら許されない状況。エース-西田選手[14]不在の中、リーグS初挑戦でありながらアロンザ相手に勝利を上げた好調アバンザールを相手に迎えました。

序盤の主導権を握ったのはアバンザール。大町選手[7]が中盤でリブレにボールを握らせない活躍。思い通りに攻められないリブレはミスからもピンチを招き、攻め込まれる時間が続きました。しかし要所で強さを発揮したリブレが徐々に攻撃の糸口を掴み始めるとアバンザールゴールを脅かす。互いに決定機を逃しスコアレスのまま前半を折り返しました。

後半になり前山選手[11]をサイドハーフへと変更したリブレ。田添-前山のホットラインで攻め手を増やすも1点が遠い。後半も両チーム勝機を生かすことができずに試合終了。リブレにとっては痛い痛い勝点1。しかしチームとしては先の見通しを持てた貴重な試合になったようです。

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▶️ Libre　▶️ Avanzar

2人を交わすTNFC-植田選手[8]

無失点記録

3試合を終えて首位を走るTNFCとリーグS初勝利を狙うFC.レヴァンタリア福岡との一戦。TNFCは立ち上がりからハイプレスを仕掛け、レヴァンタリアに自由なサッカーをさせない作戦。

前半2分、シュートカウンターからチャンスを作ったTNFC。小倉選手[7]の左サイドからのクロスはCBの頭上を超え鈴木選手[11]へ。胸トラからGKとの1体1を制して先制に成功しました。しかしその後は攻撃が停滞。気を引き締めたレヴァンタリア守備陣の固い守りを崩すことができず、ポゼッションの時間が長くなりました。

後半に入り再びTNFCがギアを上げると、果敢にDF背後を狙っていく。大坂選手[5]から逆サイドの徳永選手[9]へクロスを供給。これを頭で折り返し、鈴木選手がフィニッシュ。後半3分に追加点でTNFCがリードを広げます。同14分には植田選手[8]がDF2枚に囲まれながらも1人で局面を打開し、徳永選手のゴールをアシスト。

守備では絶体絶命の場面を作られたものの、被弾したシュートはその1本のみ。昨シーズンから続けて7試合連続のクリーンシートを達成したTNFCが勝利を収め、首位をキープしています。

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▶️ Levantalia

べべドール-大塚選手[69] vs FEV-河野選手[92]

大波乱

異常な盛り上がりを魅せたべべドール対FEV。波乱の幕開けは、下位に低迷しているべべドールが前半3分と早い時間帯に先制したところからスタート。先制されると火の付くFEVは、今節もわずか1分でキャプテン-有冨選手[18]が同点ゴールを叩き込む。ゴールラインを割ったかどうかVARが欲しいようなゴールを含め、さらに2点を追加して逆転したFEVが2点リードで前半を折り返す。

しかし後半にべべドールの逆襲。久田選手[23]が意地の一撃を決めると、終了間際に再び山本選手[14]のゴールで同点。べべドールが首位-FEVの連勝を4で止めました。

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▶️ FC.FEV

Fanky-川畑選手[33]のファインセーブ

「差」

下馬評に反して接戦となった上位のAC.フィクサー対最下位のファンキー.K.Fとの試合。ペナルティーエリア内で倒されPKを獲得したファンキーが早々に先制。しかし前半終了間際、フィクサー-緒方選手[12]が右サイドをドリブル突破し角度のないところから見事ゴール。試合を振り出しに戻して前半を折り返します。

後半2分、DF背後を取った王子野選手[24]がループシュートで追加点を上げフィクサーが逆転。ファンキーも負けじと攻め込みますが点差を埋めることはできずに敗戦。格上相手にシュート数では上回ったファンキーでしたが、決定力の差が勝敗を分けました。

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▶️ Fanky

太宰府FC-太田選手[12] vs Liar’s代表-中村選手[4]

不完全燃焼

喉から手が出るほどリーグBでの初勝利が欲しいライアーズは首位を独走する太宰府市役所サッカー部と対戦。首位を相手に前半からライアーズが主導権を握り押し込む展開。中盤でのパスワークからサイドや2枚目が抜け出し度々ゴール前を脅かす。

後半も安定した守備から攻撃に勢いを付けるライアーズ。しかし最後までゴールを奪うことができずにドローのまま試合終了。首位-太宰府FCの連敗をストップする大金星ながらも、勝利できなかったことへの悔しさが勝るストイックさ。その熱い氣持ちが実を結ぶ日まで、諦めずに戦い続けてくれることでしょう。

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▶️ DazaifuFC

エリア伊都-川添竜斗選手[34] vs 早良NEXT-豊川選手[20]

守備の安定は心の安定

好スタートを切った初戦から少し間が空いた2戦目となったエリア伊都と今季初勝利を目指す早良ネクストが対戦。攻めるエリア伊都ですが、早良ネクストの牙城攻略に苦戦し無得点で前半折り返し。

しかし後半に入ると赤木選手[8]を起点に攻め手を増やし、開始4分に友松選手[17]のゴールで先制に成功。日頃守備で奮闘している川添大志選手[40]にもゴールが生まれるなど、さらに2点を追加。終了目前で早良ネクスト-加藤選手[3]に1点返されたものの、エリア伊都が大勝を収めました。

エリア伊都-光宗選手[43] vs 共歩会-片平選手[12]

ダークホース

先の勝利で2位に浮上したエリア伊都がダブルヘッダーで共歩会と対戦。共歩会は初戦こそ落としたものの、鹿間選手[11]の補強後2連勝。今節も共歩会の戦いぶりに注目が集まりました。

その共歩会は前半からアクセル全開。エース-白水選手[32]のゴールで開始4分に先制すると、11分にも白水選手が追加点。2点リードしているものの攻め込まれる時間帯が続き、シュート数ではエリア伊都に大きく上回られました。ここを無失点で乗り切った共歩会が見事3連勝達成。今季一のダークホースはどこまで快進撃を続けるのか。

Artista-古場選手[17] vs F.monkey-早川選手[9]

プライド

今季1勝目を目指すアルティスタと、昇格に向けて勝点3を狙いたいフットモンキーズとの初対戦。立ち上がりからフットモンキーズが流れを掴むものの、フィニッシュの精度を欠き同点のまま前半終了。

ハーフタイムでミーティングを挟んだフットモンキーズが後半さらに攻撃の質にこだわりを魅せる。迎えた後半14分、大穂選手[13]からのパスに池口選手[25]が合わせて先制に成功。池口選手の今季2点目となるゴールでフットモンキーズがエイトリーグ2勝目。順位を1つ上げ、3位に浮上しています。