2023SSシーズン[第8節]を雁の巣レクリエーションセンターEコートおよびその他コートの2会場で開催。リーグS3試合・リーグA3試合・リーグB2試合・リーグC3試合・リーグD3試合の全14試合が行われました。

▲ ALONZA新加入-野口選手[5] OFC-佐藤選手[4],吉岡選手[10]

OFCに初勝利

過去これまで4戦を戦ったOFC(6位)対アロンザ(7位)の対戦カードは全てOFCに軍配が上がり、OFCにとっては相性の良い相手、アロンザにとっては苦手な対戦相手となります。現在勝点3で並ぶ両者はこの一戦で勝利を勝ち取り順位を上げたい大事な試合。

試合はお互いに攻め合うもののスコアレスで迎えた後半3分に試合が動きます。OFCペナルティーエリア内でディフェンダーが引っ張りファールの笛がなります。厳しい判定とも思われたPKでしたが、これを吉田選手[14]がキーパー川嶋選手[1]の逆を突いたキックでしっかり決めてアロンザが先制点を奪います。

しかし後半10分この試合OFCのレンタルで出場したヒッグスの田畑選手から同じくヒッグスの宗廣選手に裏をかいた絶妙のスルーパスが入ると、これを宗廣選手が落ちついて決めヒッグスラインで同点に追いつきます。このまま同点で終えると思われた試合終了間際に左サイドから抜け出した中元選手が中に切り込むと豪快なシュートでネットに突き刺しアロンザが勝ち越しに成功。このまま試合はアロンザが２−１でエイトリーグ参戦から８年越し５戦目にして初めてOFCを敗る大金星の結果となっています。

▲ ハットトリックの大活躍エスペ-長岡選手[11]

７期ライバル対決

2017AWシーズンからの加盟チーム同士の対決。初対戦から激闘の試合を繰り広げてきた対戦。ここまでの対戦成績は５戦２勝２分１敗で前シーズンでの対決で勝利を収めたエスペが勝ち越しに成功。両者意識し合う因縁の対戦でもあり今期も共にトップリーグから苦しくも降格した同士の対戦となります。

今シーズン藤竹[71]・平田[20]・木下[1]選手がチームに戻ってきたことで以前の輝きを取り戻しつつあるエスペランサがこの試合躍動します。平田選手・橋下[77]選手のCBコンビでKGSMストライカー徳永選手[24]を抑え込み、持丸[0]・山内[7]選手が中盤で舵を取り、前線では長岡[11]・嶋岡[15]・潮崎[21]選手がチャンスを何度も作り出します。

バランスの取れた攻防で幻のゴールもありましたが長岡選手のハットトリックの活躍で３−１と見事に快勝を収め今期のライバル対戦もエスペに軍配が上がっています。順位も３位まで浮上、この勢いで昇格を勝ち取りトップリーグに返り咲くことができるのか、今後の活躍に期待する愛着が持てるチームです。

▲ HIGGS-スイッチを入れる河本選手[10]

首位最下位対決

今シーズン若手組の参戦で勢いに乗る現在首位の”FNSと、ここまで苦戦を強いられ未だ勝点がないヒッグスとの首位最下位対決となりました。前回2022ssの対戦では５−１でFNSが勝利とデータ上ではFNSが優勢です。

試合は前半毎度アップ不足で前半入りが悪いヒッグスの隙を突くように石橋選手[8]と弥頭選手[91]の見事なゴールで２−０で前半を折り返します。後半ようやく眠れる獅子達が目を覚ますと流れは変わり、宗廣選手[94]の活躍で一挙３得点を上げて逆転に成功します。このまま逆転勝利かと思われたアディショナルタイムに後半唯一のチャンスを沈められ土壇場で同点に追いつかれてしまい試合終了。

ヒッグスは爪の甘さでシーズン初勝利はお預けに、FNSは全勝を逃すも無敗を守りきり首位をキープしています。

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▲ NEXT-松下選手[10]・三角選手[8] / Gull-1アシスト大安選手[4]

ストライカー復活

一緒に練習試合を多く行ってきたチーム同士のエイトリーグ初対戦。圧勝スタートからの前節は大敗を喫してしまったシーガルはこの試合で勝利を納め勝ち越したいところ、対して今シーズン大敗スタートから前節クランキーを相手に0-2から後半で追いつき引き分けに持ち込んだ流れで初勝利を掴みたい早良ネクスト。

試合は互角の攻防戦の中で、前半終了間際にシーガル中川選手[15]の得点で試合が動きます。後半には裏に抜ける飛び出しから安藤選手[24]が２得点を挙げ３−０でシーガルが快勝を収めました。

先シーズンにストライカー安藤選手[24]の復帰もなかなか活躍する機会が訪れず苦戦を強いられてきました。しかし今節は2ゴール1アシストと全得点に絡む活躍で見事MVPにも選出、この試合を機にストライカーの復活となるのか⁉︎ 復活となれば今節不在の井上選手[11]と前線で相手にとって脅威となるのは間違いないであろう。

▲ UJ権田選手[3]・服部選手[7]、unity-決勝点の甲斐選手[14]

手堅く全勝キープ

ここまで1点差での２連勝と好調なユニティとエイトリーグで門番を担うUJFCが対戦、前節トレッソルとドローの試合を終えただけに初白星をあげたい試合。

スタートから拮抗した内容の試合で互角の展開が続きます。後半14分ユニティ甲斐選手[14]がドリブルで抜け出したところをディフェンダーがファールで止めてPKを獲得、これを自ら甲斐選手が決めて土壇場で先制点を奪うとこのまま試合終了。

またしてもユニティは1点差で手堅く勝利を掴み3連勝で２位の位置をキープしています。

▲ 同点ゴールの吉田選手[23]とMVP櫻木選手[8]

MVPの行方

現在首位を走るピースユナイテッドと、前節の初勝利で勢いに乗りたいトレスタとの対戦が行われました。勝って首位を保持したいピースでしたが前半はトレスタの勢いに呑まれ先制点を奪われてしまいます。

後半逆転を狙うピースは櫻木選手[8]を中心に怒涛の攻撃を仕掛けると、28分には大久保選手[17]のアシストから吉田選手[23]が決めて同点に、さらに29分には鬼倉選手[21]シュートを打ち損じたボールを倒れこみながらマイナスに逸らし最後は土本選手[92]が流し込みゴール！立て続けにわずか1分半で２得点を挙げたピースが逆転に成功します。しかし試合終了間際にPKを献上してしまいこの日最大のピンチを迎えますが、このPKをキーパーGK桐石[99]がゴールを死守してこのまま試合終了。見事な逆転劇でピースが白星をあげています。

ピースはここまで勝利した全試合のMVPが櫻木選手でしたが、この試合のMVPに輝いたのも櫻木選手でした。この結果に悔しさを見せる選手の姿もありましたが、MVPも視野に今後の試合の活躍に期待をしています。