2023AWシーズン[第11節]を雁の巣Dコートおよび社領スポーツ広場の2会場で開催。リーグS2試合・リーグA2試合・リーグB2試合・リーグC2試合・リーグD2試合の全10試合が行われました。

▲ チーム舞鶴-高砂選手[6]のゴールパフォーマンス

堅守の鑑

今シーズン開幕戦でまさかの大敗を喫し黒星スタートとなったチーム舞鶴も、その後3試合では2勝1分と負けなしで来ている。今季5試合目の対戦相手は、2連勝で乗りに乗っているFC.フェブ。リーグ制覇を目標に掲げるフェブにとって、優勝経験のあるチーム舞鶴戦は第1関門とも言える。優勝候補同士による大一番とあって非常に注目の集まった試合でした。

この日は非常に風が強く、1日を通して風上に位置したチームが優勢になるほど。それはこの試合も例外ではなく、前半はフェブが主導権を握る時間帯が多くなりました。この20分がまさに熾烈を極めた戦い。トップリーグらしい激しいコンタクト、華麗なプレー、巧みな駆け引きの応酬でした。

牧嶋選手[16]や河野選手[92]、新加入の吉岡選手[89]らフェブの誇る強力なアタッカー陣による怒涛の攻撃が押し寄せるものの、チーム舞鶴DF陣営が真っ向から迎え撃つ。特に西村選手[44]、高砂選手[6]、両センターバックは目を見張る活躍。堅い守りで風下の前半を守りきったことが、チーム舞鶴にとって大きなアドバンテージとなりました。

ついにスコアが動いた後半6分。吉村選手[17]が左サイドからシュート性のアーリークロス。DF背後から走り込んだ杉浦選手[3]が押し込んで大きな大きな先制点を挙げました。

リードを得たチーム舞鶴は後半16分にコーナーキックのチャンスに高砂ヘッドが決まって追加点。歓喜のパフォーマンスは味方一同爆笑のポージング。チーム舞鶴がフェブに初黒星を付け、暫定1位に躍り出ました。

[written by Yoshiki Hojo]

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▲ Copito-花島選手[26] / Ex.Atlas-槌谷選手[19]

帰ってきたNo.10

実は本人たちが一番驚いているかもしれない、逆転勝利で2連勝を飾ったコピート。そして前節のブチ戦で今季初勝利を手にし、勝つ喜びをしみじみと感じたEx.アトラスとの一戦。

早くも前半1分で試合は動き、GKの立ち位置が高いと見たEx.アトラス-槌谷選手[19]がペナ外からループシュート。素早い判断と確かな技術で先制点をもたらした。

またしても追う展開になってしまったコピートだが、花島選手[26]のゴールが決まって試合を振り出しに戻すまでわずか5分。今節も行けるぞ！と思った矢先に逆風となるオウンゴールが生まれてしまった。

Ex.アトラスは左サイドからDFとGKの間を狙ってクロスを供給。コピートDF陣が自陣ゴールに向かいながらの処理になったことで、結果的にオウンゴール、そして決勝点。

久々に背番号「10」田中選手が復帰したEx.アトラスが運も味方に2連勝。影のエースが自らの背負う番号と同じだけの減量に成功した、その努力がきっと報われたのだろう。

[written by Yoshiki Hojo]

▲ 決勝ゴールを決めたZURUMAI-渡邉選手[7]

点獲る系GK

ともに今シーズン初勝利を狙うFCタカオとズルマイの今季4戦目。これまで3試合では両チームともに得点をあげているだけに、守備面での課題克服が勝敗のポイント。

非常に風が強い中、前半風上に立ったのはズルマイ。守備では森選手[4]が跳ね返し、背後を取らせない。

そして得点シーンでは、大久保選手[5]がロングキックの落下地点を予測してハイプレスをかけたところからチャンスメイク。ボールを奪った大久保選手がそのまま右サイド深くまで持ち込みクロス。これに渡邉選手[7]が頭で合わせた。若干マイナスのボールに対し、後方にジャンプしながら擦るようなヘディングでファーへと流し込む技ありゴール。ズルマイは歓喜に包まれた。

エンドの変わった後半、FCタカオも決定的なチャンスを作り出すが、惜しくも決めきれずに試合終了。

本職GKの渡邉選手が貴重な決勝ゴールを奪い、ズルマイが待望の初勝利を手にした！

[written by Yoshiki Hojo]

▲ MEVIUS-深堀選手[22] / unity-馬場選手[15]

言霊

メビウスとユニティとの初対戦。ユニティの何名かはメビウスにも二重登録しており、「絶対にメビウスに負けたくない！」と意気込んで試合に臨んだ。

しかしその思いとは裏腹に先制点はメビウス。前半も残りわずかとなった時間帯でゴール前まで持ち込むと、井上悠選手[9]が目の醒めるような強烈な一発。ここのところGKでの出場が多かったチーム代表が、久々のフィールドで頼もしい活躍を見せた。

1点ビハインドで後半を迎えたユニティだが、吉野選手[7]が懸命にプレスをかけゴール前でパスカットに成功。そのまま同点ゴールを流し込み引き分けに持ち込んだ。同点に追いつき敗戦は逃れ有言実行。次こそは「絶対に勝つ！」の意気込みで！

[written by Yoshiki Hojo]

▲ BRAVO-池田選手[3] / トレスタ-水谷選手[8]

ピンチ乗り越え

今季まだ負けなしのトレスタと、絶賛上り調子のブラーヴォが対戦。

前半途中、スローイングをしようとしたブラーヴォのGK-今村選手[1]にアクシデント。キャンセルしようとするが、無常にもボールが手元から離れてしまう。そのボールはまさかの自陣ゴール方向へ。先にボールを保持した相手FWを押し倒してしまい万事急須！かと思われたが、その前にハンドの判定でFK。ピンチを凌いだブラーヴォに、逆にチャンスが訪れた。

このチャンスを生かし、川畑選手[9]のゴールで先制に成功したブラーヴォ。後半には粘り強い前線での守備からボールを奪い、大久保選手[8]がおしゃれなシュートで追加点。2勝目を挙げたブラーヴォが暫定首位に立っています。

[written by Yoshiki Hojo]

▲ トレッソルの守護神-豊島選手[1]

守り切った守護神

コヨーテとトレッソルとの試合はサッカーの醍醐味を感じれるような非常に面白い展開となった。

試合は終始コヨーテが優勢。前後半通して攻め続けたものの、なかなか得点を奪えない。シュートは14本を数え、決して決定的なチャンスがなかったわけではない。トレッソルの諦めない守備と、最後の砦であるGK-豊島選手[1]のファインプレーが大きな障壁となった。

対するトレッソルは、後半風上に立ってから少しずつチャンスを増やしていった。そして迎えた後半10分。ペナルティーエリア内へと侵入すると、瀧本選手[9]から丸山選手[8]へとダイレクトでパスが繋がりあっという間に決勝ゴールが決まった。粘り強く守ったトレッソルに軍配。こういう苦しい試合こそ、勝ったときには嬉しくてたまらない！

[written by Yoshiki Hojo]