2021ssシーズン第9節はリーグA4試合・リーグB5試合・リーグC4試合・リーグD3試合の全16試合を雁の巣H(その他)コート及びEコートの2会場で開催しました。今回から各リーグ2試合をピックアップしてニュースをお届けしていきます!

組織対決！

今シーズン開幕から得点力不足に頭を悩ませていたマリスタですが、前節は3ゴールを上げ逆転勝利。これを機に課題は払拭できたのかどうか注目の一戦です。前節同様CFに鈴木選手[10]、OHに小林選手[17]の2枚にサイドハーフの井上選手[7]、米倉選手[11]はサイドを入れ替えた布陣。DF陣は前節からスタメンを2人変更。正GK池田選手[1]と下部組織のトレスタから高田選手[A](RENTAL)がスタメン入りしました。

3分けと苦しんでいるチーム舞鶴はしっかりとメンバーを揃え勝利にこだわって今節に臨みます。内山・西村・高砂・堀内の安定したDFラインと両ウイングに突破力のある西村空選手[11]とキレのあるドリブルが持ち味の松永選手[15]、そして竹崎選手[7]が中心で攻守のバランスを取るという布陣。今シーズン全試合で相手に先制を許し追いかけるゲーム展開となっている舞鶴。この試合でも先制点が一つのポイントとなりそうです。

マリスタは鈴木選手のポストプレーを起点にお互いが近い距離でパスを繋ぎながら組み立てていきます。今シーズンうまく行っていなかった本来のマリスタらしい攻撃を取り戻しつつあるようです。

しかしリードしたのは舞鶴でした。左サイドでボールを受けた松永選手が中に切り返し放ったシュートは、綺麗な弧を描きながらゴールに吸い込まれていきます。GKが一歩も動けない圧巻のゴールで今シーズン初の先制点を奪います。

ジンクスを破り、待望の初勝利を手にしたチーム舞鶴が4戦負けなしで5位に浮上。惜しくも負けたマリスタですが、着実に課題を克服してきています。Maristaグループ対舞鶴グループのトップチーム争いはチーム舞鶴に軍配が上がりましたが、下部組織のトレスタ対ズルマイは4-0でトレスタが勝利しグループとしては1勝1敗に終わりました。

因縁の対決

今期昇格したチーム同士の対戦で、前シーズンでは激闘を繰り広げた一戦が今回はリーグAで行われました！コピートにとっては前シーズンリーグBを首位昇格したものの最終戦ベベドールとの対戦で敗れ氣持ちよく昇格できなかった因縁の対戦となります。

今節もスタートから激しくぶつかり合う激しく熱い闘いとなりました。試合開始早々にベベドール市村選手[10]のエイトリーグ初得点でほしかった先制点を奪いますが、すぐにコピート安田選手[20]のゴールで追いつき前半を折り返します。この暑さにも関わらず後半も変わらず激しい攻防戦の中、決勝点を決めたのはやはりこの選手！現在リーグA得点王でもあり、ここまでエイトリーグを盛り上げてきた選手の一人、コピート”広渡選手[8]”のエイトリーグ通算50得点目となるゴールは会場がどよめく程の見事なミドルシュートを豪快に決めこの試合に決着をつけました！！見事２−１で勝利をおさめたコピートは現在首位に立っています。負けたベベドールは３敗目を喫し予想に反して８位と順位の低迷に加え助っ人枠も残り少なく厳しい状況となっています。

凄腕フリーキッカー

首位エスペランサと3位FCタカオの上位対決でありながら長岡・潮崎・持丸・山内と言った主力メンバー4人を欠いての試合となったエスペランサ。ここまで3連勝で6得点1失点と好成績だけに、主力に代わる選手とチームとしての戦い方に注目が集まる。今節は下部組織のアバンザールから4選手がRENTAL出場し、得点ランキングトップを走る嶋岡選手[15]を普段のRSHからCFに起用して試合に臨みました。

2勝1分けとこちらも好調のFCタカオ。DFライン4枚は前3試合と変わらぬ布陣でありながら、チーム全体では前節から5人メンバーを変えてきました。今節も4枚のRENTALカードを切っての試合となったFCタカオは合計で11枚のカードを使ったこととなり、終盤での昇格圏争いに向けて助っ人数も気になるところです。

試合が動いたのは前半6分。エスペランサがゴール正面25mほどの位置でFKを獲得するとキッカーの平岡選手[22]が直接狙います。クロスバーを叩いてから地面に当たり跳ね返ってきたボールをDFが必死のクリア。ピンチを間逃れたかに思えたが、アシスタントレフェリーはゴールインと判定しエスペランサが先制します。

その5分後に再び訪れたFKも平岡選手が直接決め、結果は1-6でエスペランサが勝利。平岡選手はこの日アバンザールvsトライアンフの試合にも出場しFKを直接決める大活躍。エイトリーグに新たなFKモンスターが現れたかもしれません。エスペランサは4連勝で首位独走。嶋岡選手は5得点目を上げ単独首位をキープしています。

波に乗れるか！？

今シーズン順位が低迷するチーム同士の戦いとなりました。サウザンはコロナによる長期シーズンオフ期間に大量の脱退選手により序盤戦は大苦戦。対するKGSMは福大サッカー部の経歴を持つ徳永選手[24]の若手選手の加入で初のA昇格を目指すもここまで１勝もあげる事ができず、更にチームの大黒柱の白木選手[11]の怪我による長期離脱でさらに追い込まれる状況の中、両者にここで勝利を手にして士氣を上げたい一戦です。

試合は開始早々にサウザン石垣選手[17]のゴールで試合が動くと、6分後には中学生GUESTが持ち前のスピードを活かしキーパーとの１対１を冷静に決め追加点！KGSMも反撃にでますがGK杉浦選手[1]の好セーブに阻まれ中々得点を上げれず２−０で前半を折り返します。後半はKGSMの体力と連携がさらに崩れる中、逆に調子を上げたサウザンが一挙３得点をあげ、結果は石垣選手の3得点２アシストの大活躍で見事に５−１で今シーズン初勝を手にしました！この勢いで降格圏内から脱出を図ります。負けたKGSMはW.Blue戦に続きまさかの２連続大敗。次節は苦手な若いチーム(Avanzar)との対戦になりますがここで勝って勢いをつけたいところです。

エースの帰還

初戦でトレスタとの激闘を制したもののその後2試合勝利から離れているF.N.S。前節は不在だった菊池選手[8]が今節スタメン入りし攻撃の起点として期待が集まります。逆に竹内選手が怪我で今節出場できず、珍しく助っ人3人が控え名を連ねました。

全試合クリーンシートで3連勝と絶好調のシルバーガル。現10番を背負う高谷選手も目覚ましい活躍を見せる中、シルバーガルの初代10番を背負った男、安藤選手[24]が帰ってきました。久しぶりにチームに合流した安藤選手はベンチから前半戦を見守ると、後半から出場し期待通りの活躍を見せてくれました。

試合は序盤からシルバーガル怒涛のゴールラッシュで圧倒的な強さを見せつけました。まずは前半4分、左サイドの西村選手[26]からのクロスに高谷選手がボレーで合わせて先制すると、その5分後今度は右サイドでボールを受けた西村選手がシュートフェイントからニアサイドを貫くシュートで追加点。

2-0で折り返した後半、DFラインを高く上げコンパクトにしようとするF.N.Sに対しうまく裏へ抜け出す安藤選手。早速2ゴールを上げる活躍ぶりでチームは快勝。得点ランキング上位を狙う井上選手[13]も強引にゴール前の混戦を突破しゴールを決め、単独首位に立ちました。シルバーガルの無失点連勝記録はどこまで続くのか注目です。

チーム雰囲氣

格好良い新ユニとは裏腹に結果がついて来ず、その制もあるのか徐々にメンバーも集まらず５人の助っ人を使うハングスと、初戦白星で好スタートをきったもののその後２連敗と今ひとつ調子が上がらないアルティスタの一戦。

試合は序盤からお互いに攻め合う拮抗した展開の中、前半9分GUESTの素晴らしいミドルシュートが決まったかのように見えたアルティスタのゴールはのノーゴール判定により幻に終わります。その直後、逆にハングスに絶好の決定期が訪れますがこれを外してしまい険悪なムードになりそうな状況の中これを打破したのがRENTALで出場したチーム舞鶴の馬場選手[15]！一声でチームの雰囲氣を和めます。その後も見応えある攻防戦の中で、最後はPKを獲得したアルティスタの得点が決勝点となり１−２で勝利を収め順位を３位まで上げています。

徐々に噛み合うアトラス

1勝1敗で迎える3試合目のUJF.C。約2ヶ月ぶりの試合となりました。初戦でゴールを決めた二田選手[22]やチーム注目選手に上がっている富永選手[19]がスタメンに並ぶなどゴールへの期待が高まります。

試合を重ねるごとにチーム内の親睦も深まり調子も上がってきているアトラス。前節で首位ファンキーに勝利し勢いもある中、連勝を狙いたいところ。今節は正GKの安藤選手[1]がスタメン入りし、神選手に代わって深堀選手[14]がOHに起用された。チーム好調の一因となっているのが個々のハードワークや献身的な守備、そして体を張ったプレーである。ナイスプレーにみんなが呼応し士氣が高まっているのが今のExアトラスというチームだと言える。

試合は序盤からアトラスのボール保持率が高く、果敢に相手DFの背後を狙っていきラインギリギリの攻防が続いた。攻める時間帯が続くも、なかなか決め切ることができずに迎えた前半終了間際のCK。キッカーの岡選手[7]がGK前に供給したボールにいち早く反応した松本選手[11]が頭で合わせて待望の先制点。後半には平川選手[9]にもリーグ戦初ゴールが生まれ、2-0でアトラスが勝利を収めた。

3勝目を手にしたアトラスは今季前半戦を終えて暫定首位に立ったものの、助っ人使用数もリーグDダントツの12人。メンバーの参加率向上が今後の課題となりそうです。

見えてきたチーム力

初戦を落とし黒星スタートとなってしまったチャムスですが第2戦目となったExアトラス戦では快勝。連勝を狙いたかった前節ではエリア伊都の粘り強い守備陣からゴールを奪えず勝利することができなかった。勝利した試合では3ゴールを挙げているものの、負けている2試合では得点のないチャムス。リーグ前半戦の折り返しとなる今節、早良ネクストに勝利し後半戦へと勢いを付けたい。