2022AWシーズン[第23節]を雁の巣レクリエーションセンターで開催。リーグA2試合・リーグB2試合・リーグC2試合の全6試合が行われました。

開始3分での先制点-前田選手[10]

これぞリブレSTYLE

昨シーズン優勝の"チーム舞鶴"と準優勝の"リブレ"との注目の対戦が行われました。ここ2シーズン負けなしのチーム舞鶴は2連覇に向けて残すところ2戦。対するリブレはまさかの降格圏内。危機的状況に拍車をかけるかのように、この日リブレはFW登録の選手が不在。待ったなしの崖っぷちに追い込まれ、この最終戦に臨みました。

しかし試合開始3分でその不安を払拭したリブレ。右サイドから攻め込み、佐竹選手[22]からのクロスを中央でコントロールした前田選手[10]。落ち着いてシュートを放ち先制ゴールを決めました。

今シーズンはあまり戦績の芳しくなかったリブレですが、一変して今節の戦いぶりは強いリブレを象徴していました。ワンタッチ・ツータッチでテンポの良い攻撃を仕掛け、相手を翻弄。前半19分には平野選手[21]のシュートがクロスバーを直撃し、こぼれ球を山本選手[30]が頭で押し込みました。

今季初めてリードした状態で後半を迎えたリブレ。エンドが変わって後半は風下に立ちますが、田添選手[17]・天田選手[5]らを中心に前線に運びます。すると後半17分、平野選手が3点目を奪いゲームセット。いかにもリブレらしいサッカーで前回王者に土を付けました。2季連続準優勝から順位を落とす結果にはなりましたが、来季のリブレに大きな期待が集まるような、非常に心弾む試合を魅せてくれました。

惜しくも敗戦となったチーム舞鶴ですが、優勝の行方はTNFCとの直接対決次第。今節の結果が最終戦にどう影響してくるのでしょうか。

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得点ランキングトップを走る鈴木選手[11]

強さの根源

直前の試合で負傷し、急遽守護神不在となったTNFCと、リーグA初挑戦ながら今季4勝目を狙うFC.レヴァンタリア福岡Aとの試合が行われました。

前半風上に立ったのはTNFC。植田選手[8]を中心にボールを展開していきますが、枚数をしっかり整えて対応してくるレヴァンタリアをなかなか攻略することができません。それでも右サイドから崩していき、左へとサイドチェンジした前半14分。小倉選手[7]がコントロールから冷静にシュートを放っていき、サイドネットへ突き刺し先制に成功しました。なんと今シーズンTNFCで得点した選手は小倉選手で9人目になります。

1点リードで前半を折り返したTNFCですが、ハーフタイムでここまでの反省点を整理するとともに、風下に変わる後半に向け気を引き締めます。対してストロングポイントの釜野選手[11]を軸に仕掛けるレヴァンタリア。セットプレーを得ると年田選手[66]がさらにチャンスを広げますが、最小失点数を誇るディフェンスを前にネットを揺らすことができません。

後半追加点を奪うことこそできなかったTNFCですが、1点を守り切り今季7勝目。チーム舞鶴との最終戦では引き分け以上で優勝が決まります。リーグ最終戦で優勝争いを繰り広げたものの、敵わずに3位で終えた昨シーズンのリベンジなるか。注目の優勝決定戦は2/12(日)に雁の巣Eコートで14:55キックオフです！

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赫選手[10] vs 松本選手[11]

首位攻防戦

今季こそリーグA昇格に燃える首位-アバンザール。そして初のリーグBながら2位と奮闘しているEx.アトラス。注目のリーグB首位攻防戦でしたが、天気予報が大きく外れ強風とあられが吹き荒れる悪天候の中行われました。

ボールが風に大きく流されるなど、ミスが命取りになる緊迫した立ち上がり。そんな中先手を打ったのはアバンザールでした。DFのタイミングを外し、堀田選手[33]がコート中央付近からスルーパス。嶋岡選手[5]が抜け出し、GKとのデュエルを制して先制ゴールを決めました。

リードを許したEx.アトラスですが、同13分にコーナーキックのチャンス。インスイングで直接狙ったボールを神選手[27]が頭で逸らしゴールイン。試合を振り出しに戻しました。

後半になって風上に立ったアバンザールは波状攻撃を仕掛けると、7分にペナ右外でFKを獲得。ボールをセットしたのは内藤選手[6]。アウト回転をかけた低弾道シュートに誰も反応することはできず、勝ち越しゴールが決まりました。

同13分に再びFKを蹴った内藤選手。次は壁の上からネットを揺らす圧巻のパフォーマンスでアバンザールが勝利をおさめました。この結果により、アバンザールの2位以上が確定。悲願だった昇格の切符を掴み取りました。

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決勝ゴールを決めた山口選手[10]

渾身の一撃

ウエストブルーとAC.フィクサーとの残留争いが行われました。ウエストブルーは2連勝が絶対条件。今節が最終戦のフィクサーは勝てば残留、引き分け以下だと他の結果待ちという状況。

フィクサーは前半から積極的に仕掛けていき、ウエストブルーゴールに度々襲いかかります。後藤選手[16]が攻撃の起点となり決定機を作り出します。しかしウエストブルーの守護神-田畑選手[1]のスーパーセーブが全てを跳ね退け、無得点で前半を折り返すことになりました。

メンバーを交代して臨んだ後半も長舟選手[12]や山口選手[10]らを筆頭に、逆風をもろともせずセカンドボールを回収。そしてサイドから崩していきますが、立ち塞がる田畑選手。

それでも攻め続けたフィクサーは、山口選手がこぼれ球をダイレクトシュート。これもGKに触られますが、その手を押しのけてついにゴール。次の瞬間試合終了のホイッスルが鳴り響き、フィクサーが自力で残留を決めました。

惜しくも負けてしまったウエストブルーですが、田畑選手の数々のシュートストップに相手チームからも賞賛が贈られました。本部でも満場一致のMVPに輝いています。

平井選手[2] vs 東堤選手[44]

土壇場の同点劇

4位-ズルマイと9位-FC.レヴァンタリア福岡Bが対戦しました。レヴァンタリアBは今シーズン限りでのエイトリーグ脱退を先日表明しました。

試合前半に流れを掴んだのはズルマイ。新加入の野口選手[15]も積極的に攻撃参加し味方にアピール。丁度ベンチサイドだったこともあり、掴みはバッチリだったようです。そして今節は2トップが大活躍。鈴木選手[29]、宮里選手[18]がそれぞれ結果を残し、2点リードで前半を折り返しました。

しかし後半は一変してレヴァンタリアペース。齊藤選手[5]と佐藤選手[77]を中心に逆転を狙います。そして待望の1点目は後半13分。斎藤選手がドリブルでゴール前まで持ち込みシュート。GKの弾いたこぼれを川上選手[20]が押し込みました。試合終了間際に斎藤・佐藤コンビのゴールが決まり、なんとか追いつくことに成功しました。

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同点弾を決めた河本選手[10]

因縁の対決！？

首位-FC.フェブとの直接対決を残し、首位通過の可能性を秘めているレッドフェニックスは、昨シーズン最終戦で惜敗を喫したコヨーテと対戦。レッドフェニックスがリーグC降格の決め手ともなった敗戦だっただけに、因縁の対決が再来。今季まだ勝利のないコヨーテは、最終戦こそ勝利するべく優秀な後輩を助っ人に呼んで今節に挑みました。

先制したのはコヨーテ。自陣左サイドでボールを奪い縦に付けると、DFを交わして一気にスピードアップ。1人で持ち込んでゴールを決めました。しかしレッドフェニックスもすぐさま反撃。裏へ抜け出した河本選手[10]がGKの逆を狙い同点とします。

その後互いに攻め合いますが、コヨーテの決定力が上回り4得点。待望の今季初勝利を手にしました。