2022AWシーズン[第17節]を雁の巣レクリエーションセンターで開催。リーグA3試合・リーグB2試合・リーグC3試合・リーグD3試合の全11試合が行われました。

▲ 絶大なキープ力-田添選手[17]

絶対的統率力

今シーズン5戦目で助っ人使用上限数を使い果たしてしまったOFC(5位)は、久方に吉岡選手[14]の出場するも前節に引き続き10人で試合に臨みます。対して未だ優勝経験はないものの8リーグ"ビッグスリー"に入る強豪FCリブレ(6位)。リーグAに昇格してからここまで2期連続で2位を確保、しかし今シーズンはここまで2勝1分3敗と大苦戦中。

数的にリブレが優勢な試合展開が予想されたましたが開始からOFCのペースで進みます。前半7分-佐藤選手[4]の技ありなシュートが決まり先制点を奪うと、その後はFW関選手[18]を前線に残して全員で守る展開が続きます。

徐々にペースを掴み攻め込むリブレですが、ルーキー選手[3]・中村選手[20]の体を張った決死なディフェンスの前にあと一歩のところで得点を奪うことができません。しかし試合終了間際、平野選手[21]の意地の同点弾が決まり１−１のドローで試合終了となりました。

チーム愛が強く団結力が高いOFC、ここ2戦数的に不利な状況にも関わらず強豪相手に互角以上の試合をみせています。毎度助っ人が必要なOFCですがもしチームで11人揃えば爆発的な力を発揮する証明になった試合内容でもあったのではないでしょうか。

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▲ コピート広渡選手[8]&アヴァン堀田選手[33]

注目の激闘

21ss優勝からの降格となったコピート(4位)はリーグBでも予想に反して苦戦を強いるコピートと、現在リーグBで一番勢いがあるアヴァンザール(1位)は注目選手でもある内藤選手[6]が久方にスタメンに並ぶ中で注目の上位対戦が行われました。

試合は開始のホイッスルから予想通り球際の激しい戦いとなりました。微妙なジャッジも幾つかありながらも両チーム荒れること無く紳士的な対応の目覚ましい一面も見えました。

ペナルティキックで先制したのはアヴァンザール大町選手[7]、今期6点目となったこのゴールで得点ランク1位帯につけます。その後も好調な嶋岡選手[5]の2ゴールの活躍で0-3とアヴァンザールが大きな勝点3を獲得して昇格に大きく近づいています。

恐らくエースの不調と選手起用ポジションのミステイクな理合いで完敗を喫してしまったコピートは、昇格の可能性はあるものの残り2戦ともに上位の強敵チームとの対戦が残されており厳しい状況に立たされると同時に白熱した終盤戦となっています。

▲ ライアーズ-木野村選手[39]

互角の結果

今シーズンここまでお互いに２勝１分２敗の勝点７同士、昨シーズンの対戦でも引分けと力の差はほぼ互角の対決となりました。今節の対戦は肉離れを引きずる代表-中村選手[4]要するライアーズ(7位)に対してをエリア伊都(6位)はいつもに比べて若手の選手がスタメンに並びます。

試合はスコアレスで迎えた後半4分この試合一番の決定期が訪れます。今節からライアーズ新加入の坂口選手[5]のロングフィードから抜け出した工藤選手[20]がキーパーと一対一をエリア伊都-黒川選手[20]が必死に戻りシュートブロックで跳ね返します。工藤選手はその2分後にも決定期を迎えますが狙いすましたキーパーを超えるループシュートは惜しくも枠の外に外れてしまいます。

それでも後半9分、工藤選手のボレーシュートにキーパーがセーブ、溢れたボールを岩田選手[00]が押し込みライアーズが欲しかった先制点を奪います。しかし後半12分-中央ドリブルで持ち込んだ水上選手[32]がオフサイドラインギリギリの小野屋選手[31]にスルーパス、これを冷静に流し込み同点に追いつくとこのまま試合が終了。

後半に1得点ずつを取り合う前シーズンと全く同じスコアの１−１で勝点１ずつを分け合う結果で終えています。

▲ 今節ヒッグス新加入-上野選手[4]

新戦力の活躍

降格からの今シーズン未だ勝点がないトレスタ(10位)と、昇格には一敗も許されない状況のヒッグス(4位)が対戦しました。

県知事杯の影響で主力を欠くヒッグスはナイターでも活躍する上野選手[4]・永田選手[16]２名の選手が新たに加入、トレスタも福岡大学出身で大型選手-外田選手[22]を加入、共に即戦力となる逸材を出場させます。

その新選手がいきなり結果を出します。前半5分-小木曽選手[68]からのパスを永田選手が押し込みヒッグスが先制点を奪います。一方トレスタ外田選手はこの試合が初出場とは感じさせないほどチームの軸となり中盤でゲームを作りあげると前半10分-上村選手[31]が復帰後初ゴールとなる同点弾を決めて追いつきます。前半終了間際には不用意なファールでヒッグスがPKを獲得するとコレを危なげなく小木曽選手が決めて勝ち越します。

後半にも両チーム一点ずつを取り合い、結果は2-3でヒッグスがギリギリのところで勝利を手にする結果で終えています。白星を収めたヒッグスは3位に浮上、昇格圏内に食い込むも負けが許されない状況には変りはありません。